学生へのメッセージ



「長年の思い込みを新しい知見や情報によって打ち砕かれる経験は快い。」

2013年3月29日付の朝日新聞天声人語の冒頭句です。

勉強をして分かった感に至るのも快感ですが、思いもよらない事象の発見や仕組みの解読に至る感覚は、
それをはるかに上回るものです。

この冒頭句はそのこころを的確に表現しています。

天声人語は続きます。

「学校で教わり、試験用にせっせと暗記したことが、必ずしも唯一の真理ではなかったと後に知る。
学びに終わりはない。」

私たちは、実験をすることで最新のデータを得て、それを丁寧になぞることで物理を読み解き、
新しい仕組みや概念の獲得を目指しています。

そして、世の中のためになる役割が見出せれば、より快いのではないかと思います。

若い学生や大学院生のみなさんがこれから歩んで行く道は、先人の仕上げた舗装路の先の薮です。

分けて行くうちに、きっと快い経験に結びつくお宝が眠っているはずです。

研究室にてお待ちしています。



2013年7月1日

根本祐一