新潟大学理学部

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理学部附属臨海実験所

理学部附属臨海実験所概要   理念・目標   実験所HP  

理学部附属臨海実験所の理念・目標

1.教育・研究の理念

 現在の地球上に生息する動物種は,数百万種とも数千万種ともいわれる。これらのすべての動物は40余りの門に分類されている。その中で,陸上の動物はわずかに数門に過ぎないが,海洋にはすべての門の動物が生息している。生物の系統進化は,すなわち海洋生物の歴史でもある。
 海洋生物のもつ多様性と歴史性を理解することは生物学の教育・研究に必須のものであり,臨海実験所の設立理念でもある。



2.教育・研究の目標

教育目標
〔海洋生物の多様性と系統分類〕

 本実験所は、日本海側の最初の臨海実験所として昭和29年(1954)に設置された。日本海は内海的な性格が強く、岩礁地帯の棲息生物の分布や生態は太平洋岸と大きく異なっている。設置当初より、このような日本海側の海洋生物の特性について、臨海実習等を通じて、学生に深い理解を得させることを目標にしている。しかし近年、生物学は急速な進展を続けており、臨海実験所における教育活動も、分子生物学的・多様性生物学的アプローチが重要視されてきている。

研究目標
〔原始魚類に関する比較内分泌学的研究〕

 実験所には、教授、准教授、助教の3名の専任教員の他、技術職員1名と学部4年生や大学院生が若干名常駐している。実験所では、魚類や海産無脊椎動物を対象とした内分泌や海洋生態に関連した研究を行っている。主要研究テーマは「脳下垂体の起源と進化に関する研究」であり、ナメクジウオやホヤなどの原索動物やヤツメウナギ、ヌタウナギなどを材料に、脳下垂体の起源と進化、脳下垂体ホルモンの同定や局在性、分子進化などを明らかにしようと研究している。



3.学科の施策

教育目標達成のための施策

 実験所では、平成7年以来、教育研究に必要な設備・機器類や実習用船舶の充実に努めてきた。理学部をはじめとする全学的な支援を受け、教育研究用機器類の充実度はきわめて良好な状態にある。しかし、設備後10年以上経過した機器も出始め、更新の準備をしている。また、理学部の関係学科(生物学科、自然環境科学科、地質科学科など)ばかりでなく、全学向けや他大学向けのカリキュラムを作成するなど、臨海実験所の積極的な利用をはかる施策を進めている。さらに、社会に開かれた実験所をめざして精力的な活動を行っており、新潟県内の高校生や理科教育関係者を対象とした公開臨海実習などを毎年開催している。また、新潟大学と佐渡市の包括連携協定ならびに新潟大学理学部と佐渡市教育委員会の連携協定にともない、佐渡市民を対象とした各種プログラムを企画、実施している。今後とも実験所の積極的な利用を図ると共に内容の充実をめざしたい。

研究目標達成のための施策

 臨海実験所はメインキャンパスを遠く離れた離島にあり、教育研究活動にあたる人的単位が極小であること、大学院生の確保が困難なこと、メインキャンパスの各種最新機器を利用できないことなど、研究遂行上のハンディは少なくない。しかし、博物学に端を発した生物学は、記載生物学、分類生物学、実験生物学を経て分子生物学の洗礼を受けて今日に至っているが、21世紀の生物学の大きな流れは生物多様性の解明に向かいつつある。海洋は生物進化のゆりかごであり、今なお多様な生命体を保持している。臨海実験所は、海洋生物の教育研究に輝かしい実績を残してきたが、今後も活躍が強く期待されている。今後は、学内外の関連分野の研究者との連絡を密にし、関係機関とのネットワークの強化や競争的大型研究プロジェクトを強力に進めていきたい。

 
新潟大学
(新潟大学理学部 総務委員会)