研究紹介

植物細胞機能形態学研究室(林研究室)

教員

研究分野

細胞生物学、植物機能形態学

研究テーマ

  1. 植物の発芽時におけるオルガネラの相互関係
  2. マイクロボディの機能は緑藻と陸上植物で異なっているのか
  3. 水環境が及ぼす緑藻への影響
  4. 植物細胞内におけるリピッドボディ(貯蔵脂肪)の消失機構の解析

研究概要

 当研究室では、細胞の機能を主として「形態学的に」明らかにしています。植物や動物のような真核細胞の中には、さまざまな構造体(オルガネラ)が存在していて、それぞれが重要な役割を行なうことによって生物は生きています。また、周りの環境が変わると、各オルガネラの役割も大きく変化し、お互いに調整し合いながら、細胞は環境に適応しています。

 そこで、植物の発芽後の子葉が、貯蔵物質からエネルギーを得ている従属栄養状態から、光が当たり光合成を行うことによって独立栄養状態へと大きく変化する時の細胞内でのオルガネラの機能の変化やオルガネラ同士の情報や物質のやりとりを行う機構を調べています。

 また、陸上植物は緑藻の中から進化したと言われていますが、その緑藻の多様な体制や生活環について調べたり、その進化の過程でオルガネラにどのような変化(進化)が起きているのかなどについても調べています。

理学を目指すあなたへ

 生物学といってもさまざまな研究分野や研究手法があります。しかし、1つの研究分野や1つの研究手法だけでは一体何が起きているのかなかなか明らかにできません。生理学や分子生物学、遺伝学のデータだけでは、今ひとつ何が起きているか分からなかった現象が、様々な顕微鏡(レーザー顕微鏡や電子顕微鏡など)を駆使して得られた形態学的なデータが加わったことで、明瞭に紐解け、大発見へと繋がった事例が多くあります。当研究室は今では全国的に少なくなっている電子顕微鏡解析がおこなえる研究室となっています。細胞を電子顕微鏡で覗いてみたい学生さんは、当研究室で学んでみませんか?