新潟大学理学部

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研究紹介

大陸地殻の構造地質学,深部断層岩・地震性断層岩の研究室(豊島研究室)

教員
研究分野

地質学,構造地質学,構造岩石学,テクトニクス

研究テーマ

 当研究室の具体的研究テーマを示すために,平成27年度の学部4年生の皆さんに提示した課題研究(卒業論文)のテーマを列挙します。大陸性地殻の形成テクトニクス、深部断層、地震発生場などに関する構造地質学的テーマです。地質図作製が基本のテーマが多いですね。

  • 1)日高変成帯の形成テクトニクスの解明
  • 2)シュードタキライトからみた間震期の変形作用とアスペリティーの性質
  • 3)地殻における塑性変形集中過程の解明
  • 4)花崗岩中の脆性断層のすべり過程
  • 5)新潟県下新生界または新潟県周辺の中生界・花崗岩類の地質構造と形成テクトニクスの解明
  • 6)糸魚川―静岡構造線の位置とそれに関わる断層系の幾何学・変形作用
  • 7)インド南西部太古代後期ダールワール岩体西部における大構造と変形作用

他に南極の岩石を用いた研究テーマもあります。

研究概要

 私は地質調査のためによく山脈や山地,丘陵地など,野外に出かけます。国内では新潟県だけでなく北海道から九州まで,国外では南極にまで出かけます。地形的にあるいは気候的に大変厳しい場所もあります。なぜ,こんなに遠い場所まで出かけるのか。その理由は,かつての陸地の地下深部(数km〜数10kmの深さ)にあった岩石や地層が現在地表に顔を出している場所だからです。特に,岩石や地層に現れている形や模様を調べます。「構造地質学」という分野の研究です。岩石や地層にはかつての数々の地学現象・地殻変動の様子が記録されています。それらの過程や原因,メカニズムなどを調べます。かつての地震もその一つです。地球表層部を構成している厚さ100kmほどのプレートの運動を考えたりもします。プレートは今も昔も,ぶつかったり,分裂したり,すれ違ったりします(何か人間関係のようですが)。ぶつかる所では,大きな地震が起こったり,火山が噴火したり,地表の物質が地下100kmの場所まで引きずり込まれたりします。ヒマラヤ山脈や北海道の日高山脈,南極のセールロンダーネ山地など,大きな山脈もできます。かつて起こった,これらの地学現象・地殻変動を山脈や山地,丘陵地の研究から解読するのです。たくさんの場所で研究するのは,これら地学現象・地殻変動の法則性をつかむためです。

 研究対象の一部を写真として上に掲載しました(注:左上の写真だけ当研究室の研究対象ではなく,見学旅行の際の写真です)。写真の説明は次の通りです。左上:和歌山県すさみ町の天鳥の褶曲,左下:大陸衝突によって形成された,東南極セールロンダーネ山地の褶曲,中上:東南極ナピア岩体トナー島のシュードタキライト(Pst)(地下20数kmで起こった地震の化石)とマイロナイト(My)(地下20数kmの深度の非常に低速の断層のずれが起こったことを示す),中下:新潟県長岡市北西部の鮮新世西山層の層理面をずらす断層(F),右上:北海道日高変成帯産のシュードタキライトの薄片写真(地下4kmで地震による摩擦溶融が起こったためにできた岩石),右下:東南極ナピア岩体トナー島のマイロナイト(地下20数kmの深度で,非常に低速の断層のずれによって形成された)

理学を目指すあなたへ

 ぜひ,研究の楽しさと厳しさを体験してください。病み付きになりますよ。

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新潟大学
(新潟大学理学部 広報委員会)