研究紹介

内海・伊東研究室(生化学・分子生物学系)

教員

研究分野

分子生物学、生化学、構造生物学

研究テーマ

  1. リボソームの"触手"様分子 stalkタンパク質の研究
  2. 遺伝情報発現に関わる生体分子の立体構造解析
  3. 遺伝子情報発現調節に関わる小分子RNA群の研究
  4. 古細菌の翻訳生物学の研究

研究概要

テーマ1) リボソームの"触手"様分子 stalkタンパク質の研究
 リボソームと翻訳因子間の相互作用にリボソーム中に複数コピーが存在する柔軟なストークタンパク質が寄与することが知られていますがその作用機構については未解決のまま残されています。当研究グループは、真核生物ストークタンパク質と構造面で類似する古細菌のサンプルを用い、古細菌aP1触手様タンパク質の複合体構造とはたらきについて研究しています。

テーマ2) 遺伝情報発現に関わる生体分子の立体構造解析
 DNA上の遺伝情報が、生命活動の実際の働き手であるタンパク質やRNAへと変換される反応(遺伝情報の発現)の仕組みを解き明かすことは、生命科学の中心的なテーマの1つです。当研究室では、遺伝情報の発現に関わる生体分子の立体構造をX線結晶構造解析により決定し、生化学的解析と併せて、それらの反応のメカニズムを原子分解能レベルで解明することを目指しています。

テーマ3) 遺伝子情報発現調節に関わる小分子RNA群の研究
 様々な生物種のゲノム配列が決定されてきたが、依然として生物が司る高次生命現象の全貌は明らかになっていません。近年、生体内に存在するタンパク質をコードしない20~30塩基程度の小分子RNAが、様々な生体メカニズムをコントロールし、細胞内で非常に複雑な遺伝子発現制御ネットワークを張り巡らせていることが明らかになってきました。当研究では、遺伝子情報発現調節に関わる小分子RNA群の生合成経路・作用メカニズムの解明を目指しています。

テーマ4)古細菌の翻訳生物学の研究
 古細菌の翻訳系は真核生物に類似した面が多く見られるが、独自の制御機構も検出されている。当研究室では古細菌のリボソームを中心とした翻訳系の解析から新たな真実を探っています。

理学を目指すあなたへ

 遺伝子の情報をもとにタンパク質が合成される仕組み(遺伝子発現の仕組み)は、まだまだ謎だらけです。この謎を解明するために我々は日々研究を行っており、国際的な科学雑誌で多くの論文を発表しています(詳細はHP参照)。我々と遺伝子発現ついて研究しませんか?

 
新潟大学
(新潟大学理学部 広報委員会)