担当授業


<主な担当講義と実習>
:一般教養や教職・留学生向けの講義と実習は除きます。

生命への招待;生物学学習法(1年生対象)
図書館で文献や教科書を検索する方法や、DDBJによる遺伝子情報の検索法を教えます。これらを自主学習やレポート作成に活用するスキルを学ぶことができます。少人数制によるミニゼミも体験出来ます。大学の研究室で実際におこなっている研究内容もわかりやすく解説します。

基礎生物科学実習I(1年生対象)
 顕微鏡を使って動物の組織や細胞を生きたまま観察する方法を丁寧に解説します。イオンの作用による魚の黒色色素胞の収縮を通して生理的な現象を検出する初歩的な方法を学びます。両生類や哺乳類の体から取りだした血球の塗布標本(スメア標本)の作製と染色法も学びます。

 

基礎細胞生物学(2年生対象)
 細胞生物学の概論です。細胞骨格や細胞外マトリックスなどの基本的な細胞構造、および再生やがんなどについても紹介します。

  

生物英語II(3年生対象)
 NatureやScience 誌に掲載されている原著論文を題材とし、科学論文の読み方を学びます。論文を読解しながら、動物の発生や再生現象についての知識も深めることが出来ます。

動物生理学I(3年生対象)
 免疫生物学の概論です。動物の自己・非自己の認識と菌の自己・非自己の認識の違いや、抗体の多様性、移植免疫における拒絶反応のしくみなどを紹介します。T細胞やB細胞の発見につながった昔の論文も紹介し、どのような実験をして、何がわかってきたのか、免疫学の歴史も解説します。

動物生理学実習(3年生対象)
組織・細胞の培養法とアポトーシス検出法を取り扱っています。 クリーンベンチ内での無菌操作の基本を学ぶ事が出来ます。

動物形態発生学実習(3年生対象)
 ツメガエルを用いて、各発生段階のおける組織切片の作製と、それを用いた蛍光抗体染色法の原理と実際の手法を学ぶことが出来ます。蛍光顕微鏡で蛍光標識された細胞の核と筋肉を観察しデジタルカメラで撮影します。

 

課題研究I、II(4年生対象)
 いわゆる卒業研究、卒研(そつけん)です。研究室に所属し、1年かけて実験と、その成果発表をトレーニングします。研究テーマは、両生類の発生・器官形成・免疫に関すること。

 

生物学科カリキュラムへ →http://www.sc.niigata-u.ac.jp/sc/edu/subject/bio.html