令和6年度 チャレンジングステージ
8月25日(日)、五十嵐キャンパス理学部棟を会場に、「リテラシー講座『データリテラシー』」を実施しました。
N-Step新潟チャレンジングステージの「リテラシー講座」では、理学・数学などの基礎分野の学力だけでなく、データを収集・分析し、データから意味を見出す力を身に付けることを目標にしています。チャレンジングステージの第4回講義「リテラシー講座『データリテラシー』」では、マイクロソフト(Microsoft)社製の表計算ソフト「エクセル(Excel)」を使用して、統計学の基礎知識やプレゼンテーションに活用できるグラフの作成方法を学びました。
講座前半の講義では、はじめに「21世紀はディジタルデータの世紀」と題して、2000年代以前~2010年代の間で、インターネット黎明期→ネットショッピング→SNSの登場→スマートフォンの登場と、私たち個人や企業の行動のほとんどがディジタル化されてきたことを説明しました。
そのあと、講座テキストとして配付した、滝川好夫著『マンガでわかる統計学入門』(新星出版社、2018年発行)の中から、第1章「統計学とは?データを分析するとは?」、第2章「データの特徴を視覚的に明らかにする度数分布表とヒストグラム」、第3章「データを客観的に分析する指標 平均値・分散・標準偏差」の内容を紹介しながら、データにどんな傾向や特徴があるのかを分析する「統計学」について、その基本的な考え方を学びました。
講義に続いて、講座後半のエクセル実習では、受講生が持参/大学側が準備したノートパソコンを操作して、①グラフ、②ヒストグラム、③データの特徴の捉え方に取り組みました。
①グラフ……折れ線グラフ、円グラフ、散布図、レーダーチャート、棒グラフ
②ヒストグラム……度数分布表とヒストグラム、最大値と最小値、度数、データ区間・階級
③データの特徴の捉え方……平均値、中央値、最頻値、分散、標準偏差
講座終了後、講師から出された事後課題について、総務省統計局の「小・中学生向け統計データ検索サイト“キッズすたっと”」を利用して、自分が興味・関心のある統計データを探してグラフ作成にチャレンジすることで、講座で学んだ知識やエクセル実習の経験が、自分自身に身に付いているかどうかを確認しました。