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令和6年度 チャレンジングステージ

「自然と人講座『糸魚川ジオパークとヒスイ』」

10月13日(日)、須沢海岸とフォッサマグナミュージアムを会場に、チャレンジングステージの第9回講義「自然と人講座『糸魚川ジオパークとヒスイ』」を実施しました。

新潟県内の豊かな自然と、人や自然に関する最先端研究での体験学習を通して、「自然と人の共生」への関心を高める「自然と人講座」の運営は、新潟大学の共同実施機関(※1)を中心に行われています。フォッサマグナミュージアムは、新潟大学理学部サイエンスミュージアムと博物館活動を通した相互協力関係(※2)を結んでおり、N-Step新潟チャレンジングステージの活動においても、協力体制を敷いているところです。

午前は、須沢海岸にて岩石採集を行いました。この海岸は、上流にヒスイの原石があることで知られる姫川の河口に位置し、多くの種類の石が広がっています。受講生たちはまず、高澤栄一先生から須沢海岸の特徴や糸魚川の石について説明を受け、その後、石の種類が一目で分かるパンフレットを参考にしながら、さまざまな色や形の石を採集しました。続いて、フォッサマグナミュージアムに移動し、館内を巡りながら日本列島の成り立ちやヒスイ、生物の進化、そして地球についての理解を深めました。

午後は、ミュージアム内の研修室にて茨木洋介学芸員の講義が行われ、糸魚川ユネスコ世界ジオパークやヒスイ、フォッサマグナについて学びました。講義の後は、受講生は午前中に採集した石を茨木学芸員、高澤先生、理学部地質科学プログラムのティーチングアシスタント2名に鑑定してもらいました。蛇紋岩やキツネ石、角閃石岩、結晶片岩など、さまざまな種類の石があり、受講生は石の種類が分かると、満足そうに石のケースに入れ、種類ごとに分けて整理していました。

※1 令和6年度の共同実施機関(プログラム協力)は、新潟薬科大学(新潟市秋葉区東島265-1)、新潟工科大学(柏崎市藤橋1719)、フォッサマグナミュージアム(糸魚川市大字一ノ宮1313)の3機関となります。

※2 平成28年4月27日付けの「新潟大学と糸魚川市との連携に関する協定」を受け、その後、新潟大学理学部と糸魚川市教育委員会は、令和2年7月7日に「新潟大学理学部と糸魚川市教育委員会との連携に関する覚書」を締結しました。

講座前半:岩石採集

講座後半:講義・石の鑑定

イベント概要

日時:
令和6年10月13日(日曜日)
会場:
須沢海岸、フォッサマグナミュージアム
講師:
茨木 洋介(フォッサマグナミュージアム 学芸員)
高澤 栄一(新潟大学理学部地質科学プログラム 教授)
次第:
8時00分
新潟大学出発
10時15分
須沢海岸到着、同地にて岩石採集
11時15分
須沢海岸出発
11時40分
フォッサマグナミュージアム到着、同館にて昼食休憩、館内見学
13時00分
フォッサマグナミュージアム研修室にて講義、石の鑑定
14時45分
フォッサマグナミュージアム出発
17時00分
新潟大学到着・解散