令和6年度 チャレンジングステージ
N-Step新潟が掲げる目標の一つに、将来の科学人材に必要な“国際感覚の涵養”があります。具体的には、受講生がグローバルな視点で物事を考え課題に取り組めるよう、語学力の向上と世界の異なる文化や価値観への理解を目的に、チャレンジングステージ第10回講義「リテラシー講座『英会話とグループワーク』」を実施しました。
この講座は、中学校や高校の英語教師を養成する新潟大学教育学部英語教育専修の全面的協力を得て企画・実施したものです。講師には、イギリス出身のカルメン・ハンナ(Carmen Hannah)先生を迎え、ハンナ研究室の大学4年生や、研究のため来日した新潟大学大学院の留学生をティーチングアシスタントに採用して、英会話とグループワークの2部制からなる講座を実施しました。
午前の英会話では、「エネルギー」をテーマとした科学英語を中心に、ゲーム形式による英語教育プログラムを実施しました。具体的には、①エネルギークイズ、②スピンフラッシュ、③キーワードゲーム、④マッチングゲームを通して、実験道具(Magnet,Microscope,Telescope)、宇宙物理(Meteor,Planet,Satellite)、エネルギー(Atom,Battery,Fire)といった英単語を繰り返し発音することで、受講生が科学英語を身に付ける機会を提供しました。
午後のグループワークでは、留学生の出身国に関する自然・文化・歴史をテーマに、グループ発表に向けた活動を展開しました。グループワークにあたっては、受講生とティーチングアシスタントの会話は“英語”を原則とし、ミーティング→ポスターの作成→グループ発表の事前練習の各プロセスを経て、最終的に、受講生全員参加によるグループ発表(ポスター発表)を行いました。
令和6年度のチャレンジングステージには、バングラディッシュ(Bangladesh)、中国(China)、モンゴル(Mongolia)、ラオス(Laos)、トルコ(Turkey)の世界5カ国の留学生が参加し、受講生はそれぞれの国の言語や食生活等を通して、日本と異なる文化や価値観に触れる貴重な機会を得ました。