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令和6年度 チャレンジングステージ

「自然と人講座『新潟大学脳研究所』」

新潟大学の各学部が置かれているキャンパスは、理学部や教育学部がある五十嵐キャンパスと、医学部や歯学部がある旭町キャンパスの二つがありますが、新潟大学脳研究所は、旭町キャンパス(新潟市中央区旭町通1番町757)に位置する研究施設です。チャレンジングステージ第11回講義「自然と人講座『新潟大学脳研究所』」の会場に使用した「中田記念ホール」(※)は、新潟大学脳研究所統合脳機能研究センター棟の最上階(6階)にあるホールになります。

この講座では、新潟大学脳研究所の田井中一貴先生(基礎神経科学部門システム脳病態学分野)を講師に、第Ⅰ部の講義(13時00分~15時00分)と第Ⅱ部の研究施設見学(15時00分~16時15分)に分けて、新潟大学脳研究所で進められている最先端研究に触れる機会を提供しました。

講座の第Ⅰ部では、脳の病態を組織透明化・3Dイメージングにより解明する技術である「生物標本の透明化」を紹介した後、「行為者性・所有の感覚」、「ラバーハンド錯覚テスト」、「インタープリター(解釈者)理論」などを交えつつ、私たちの脳には、起こったことの説明や原因を知りたいという強い衝動があることや、「意識」が生まれた進化の歴史について講義をしました。

講座の第Ⅱ部では、脳研究所統合脳機能研究センター棟内にある田井中研究室の施設見学を行いました。受講生は、スルメイカなどの透明化が進んでいる過程を示す生物標本や、VRゴーグルを着用して魚を内部から観察する3Dイメージの体験など、システム脳病態学分野の研究施設を直接目にする機会を得ました。

N-Step新潟チャレンジングステージの最終講座である「自然と人講座『新潟大学脳研究所』」には、受講生のほか、保護者も講義や研究施設見学に参加し、受講の記念品として、新潟大学脳研究所のノベルティグッズを配付するなど、好評のうちに全講座日程を終了しました。

※ 新潟大学医学部附属脳外科研究施設(新潟大学脳研究所の前身)の初代施設長・中田瑞穂先生のお名前を冠したホールです。統合脳機能研究センター棟の最上階には、ホールやロビーのほか、同フロアの一角に「中田瑞穂記念室」が設けられています。

講座前半:講義

講座後半:研究施設見学

中田記念ホール

イベント概要

日時:
令和6年11月4日(月曜日・祝日)
会場:
新潟大学脳研究所統合脳機能研究センター棟6階中田記念ホール
講師:
田井中 一貴(新潟大学脳研究所 教授)
次第:
13時00分
講座開始、第Ⅰ部:講義
15時00分
第Ⅱ部:研究施設見学(前半組)
15時30分
第Ⅱ部:研究施設見学(後半組)
16時00分
講座終了