フタスジカジカ
Icelinus japonicus Yabe, Tsumura & Katayama, 1980
大きさ:5 cm
撮影場所:佐渡市虫崎 岩礁帯 水深 12 m 水温13℃
撮影者:安房田智司(2019年1月)
門 | 脊索動物門 Chordata |
亜門 | 脊椎動物亜門 Vertebrata |
綱 | 条鰭綱 Actinopterygii |
目 | スズキ目 Perciformes |
科 | カジカ科 Cottidae |
佐渡島の標本がカジカ科魚類の新種記載に使われた数少ない種です。2016年1月の虫崎の調査で初めて見つけました。それまではヒメフタスジカジカしか見つかっておらず、どこにいるのかさっぱり分かりませんでした。ヒメフタスジカジカより数が少ないですが、全く同じ環境に生息しています。フタスジカジカの方がやや大型になります。第一背びれの後方体側に3本の横縞(1本太い)が入るのが特徴です。ヒメフタスジカジカは4本です。顔つきも違いますが、見比べないと分からないレベルの違いしかありません。
産卵期のオス個体です。大きさ 5 cm。2016年1月 佐渡市虫崎 転石帯 水深 5 m 水温12℃(撮影者:安房田智司)
(中)オス(下)メス 2019年1月 佐渡市琴浦で採集 転石帯 水深 10-15 m 水温13℃(撮影者:安房田智司)