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マスタープログラム 2023年度(第5期生)

「自然と人講座『風の科学』」

9月17日(日)、「新潟ジュニアドクター育成塾コンソーシアム」に参画する新潟工科大学(柏崎市)において、「自然と人講座『風の科学』」を実施しました。

新潟ジュニアドクター育成塾の「自然と人講座」は、新潟の多彩な自然と人に関する最先端研究での体験学習を通して、地域の自然と人に関する興味を高めると共に、自然共生や科学と社会の関わりについて学ぶことを目的としている講座です。今年度は、薬学、建築環境工学、生物学、地学、食品化学、医学の6分野の講座を開講し、新潟工科大学の富永禎秀先生を講師に招いた『風の科学』は、6分野のうちの「建築環境工学」をカバーする講座になります。

受講生は「どうして風は吹くのか?(どうして空気が動くのか?)」という事前課題に取り組んだ上で、新潟工科大学で行われた『風の科学』講座に臨みました。
午前の「講義1」では、「風が吹く仕組みと我々の生活との係わり」をテーマに、この講座の事前課題である「どうして風は吹くのか?(どうして空気が動くのか?)」を出発点に、風の吹く原因や特徴、風の調べ方、風によって起こる身の回りの現象についての説明を受けた後、新潟工科大学が誇る国内最大級の風洞実験室(大型境界層風洞)に入り、風速10m/秒の風を体験することで、「講義」と「実験」の両面から、風に対する理解を深めました。
午後の「講義2」では、「新型コロナウイルス対策にも役立つ室内の風の流れのシミュレーション」をテーマに、風と新型コロナウイルスの関係について、窓の配置によって空気の流れがどのように変化するのかを、煙・レーザー光可視化風洞実験を観察することで視覚的に学びました。

受講生は、新潟工科大学風・流体工学研究センターの風洞実験室(大型境界層風洞)を訪れ、風洞測定部内部や風環境実験用模型のほか、普段は見ることのできない地下の風洞用大型送風機を間近で見ることで、「風の力」がどのように研究されているのかを、科学的に学ぶ機会を得ました。

ギャラリー

講座概要

日時:
令和5年9月17日(日曜日)
会場:
新潟工科大学風・流体工学研究センター
講師:
富永 禎秀(新潟工科大学工学科建築・都市環境学系 教授)
次第:
10時50分
講座開始、講義1「風が吹く仕組みと我々の生活との係わり」
11時50分
昼食
12時50分
講義2「新型コロナウイルス対策にも役立つ室内の風の流れのシミュレーション」
14時00分
講座終了

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