アメフラシ
Aplysia kurodai Baba, 1937
Sea hare
大きさ:20 cm
撮影場所:佐渡市達者 岩礁域 水深 1 m
撮影者:安房田智司(2011年7月)
門 | 軟体動物門 Mollusca |
綱 | 腹足綱 Gastropoda |
亜綱 | 異鰓亜綱 Heterobranchia |
目 | アメフラシ目 Aplysiida |
科 | アメフラシ科 Aplysiidae |
海産の軟体動物で、小さな薄い貝殻を体内に持っています。海藻を食べて大きくなり、産卵期である初夏になると佐渡では20センチを超えるような大型の個体が見られます。手に乗せて遊んだり、紫色の汁を出させたり、実習の人気者です。佐渡では春から初夏に水深の浅い岩場で見つかります。
いじめると、雨が降る?
アメフラシは攻撃されると魚が嫌がる紫色の液を出します。
この紫色の液が雨雲に見えるため「雨降らし」と呼ばれるようになったという説や、いじめると雨が降るため雨降らしと呼ばれるようになったという説があります。
左のイラスト(作者:西山真樹)。右の写真(撮影者:安房田智司)