実験所ブログ

臨海実験所避難訓練(2021/7/28)

目の前が海で近隣の集落からやや離れた位置にある臨海実験所では、地震などの災害時や火事などの非常時には所員全員が適切な避難行動を取れる必要があります。このたび臨海実験所の建物が改修されたことに伴い、改めて所員全員での避難訓練を行いました。訓練では、学生が寝泊まりする宿泊棟の2階に新たに設置された避難はしごの使い方を確認するとともに、大地震による津波から逃れるために臨海実験所裏の斜面に作られた避難路を実際に登って、高台にある避難場所までの道のりを確認しました。自分たちの安全のためだけではなく、実習や研究で来所される方々に安心して利用していただくためにも良い機会となりました。(文責:大森)

(左)下谷技術専門職員による避難はしごの使い方の説明。実際に広げてみると使い方がイメージできますね。(右)緊急用に常備している軍手を着用し、避難路を登って津波避難場所に向かいます。

津波避難場所の様子。臨海実験所の屋上よりも高い位置にあり、想定されている最大の津波が来ても波をかぶりません。

(updated on 2021.08.04)

佐渡市理科教育センター 佐渡学「磯の生物の生態研修会」(2021/7/27)

昨年は中止となった理科教育センター主催の研修会、今年は様々な対策をとることで実施することができました。島内の小中学校の先生方を迎えて、プランクトン採集と磯採集、それぞれの生き物の観察を行いました。遠くにある台風の余波で最近にしては久しぶりの雨模様の天気。アイビス2000を出しての船での採集はあきらめて、陸からネットを曳きました。午後も曇り空でしたが、海は穏やかでシュノーケリングでの磯採集は無事に行えました。のびるヒモムシや海藻そっくりのタマミルウミウシなど、海ならではの生き物の動きや形を観察しました。磯の生き物の生態や面白さについて、児童・生徒のみなさんに伝えていっていただければ幸いです。(文責:飯田)

左)プランクトンネットは目が細かく人力での曳網はなかなか大変です。(右)シュノーケルの使い方の説明を受けていざ採集へ。

(updated on 2021.07.28)

新潟大学 理学部 総合力アクティブ・ラーニング 佐渡海洋生物観察実習(2021/7/22-23)

梅雨明けして佐渡も暑くなってきました。1泊2日で理学部1年生向けの総合力AL 佐渡海洋生物観察実習を行いました。この科目は、座学と組みになっており、フィールド科学に関する様々な調査・研究手法を学んでもらうのが一つのねらいとなっています。プランクトン採集と岸壁採集で、手法や採集される生き物の違いを体感し、スケッチ、発表をすることで、生物の観察手法に触れてもらいました。天気はよかったものの風が強く、残念ながら実習船アイビスで洋上に行くことはできませんでしたが、岸から人力でのプランクトン採集と、CTDで海洋環境の観測を行いました。みんながんばって曳いていましたね。顕微鏡下に見えるプランクトンの多さに一同驚いていました。最後の発表は、みんな生物をよく観察していることが分かる内容でした。参加者からもたくさんの質問が出てましたね。今回の実習が短いと感じた方は、ぜひ来年以降の実習にも参加してくださいね。(文責:飯田)

(左)手曳きでプランクトンを採集しています。(右)発表会ではみなさんの観察眼がよく発揮されていました。(写真:大森紹仁)

(updated on 2021.07.25)

放送大学 面接授業(2021/7/12-14)

新型コロナウイルス感染症のため昨年から他大学の実習の受け入れができていませんでしたが、入念な対策のもと放送大学の面接授業を実施しました。この授業は2泊3日のスケジュールで系統分類に関する講義に加え、ムラサキウニの発生実験、実習船でのプランクトン採集、そしてシュノーケリングでの磯採集と内容盛り沢山でしたが、受講生のみなさんは熱心に顕微鏡を覗いたりスケッチをしていました。実習前日の大雨が嘘のように授業期間中は天候に恵まれ、きれいな佐渡の海を楽しんでいただけたと思います。今回の授業が生物にもっと興味を持ってもらえるきっかけになれば幸いです。(文責:豊田)

(左)ムラサキウニの放精と放卵を観察している様子。受講生の皆さんはウニの属する「棘皮動物門」を覚えるのに苦労していました。(右)プランクトン採集の様子。この日は海が穏やかで透明度の高い佐渡の海を見ることができました。

磯採集の様子。まだ水温が若干低く寒いかなと思いましたが、受講生の多くから「もっとシュノーケリングしていたかった!」と要望がありました。また是非お越しください!

(updated on 2021.07.15)

新潟大学理学部 系統動物学(2021/7/5-7/8)

臨海実験所の改修も終わり、6月いっぱいかけて移転作業を行っていました。新しくなった臨海実験所で主に理学部2年生対象の集中講義 系統動物学を行いました。本講義は去年はオンラインにしましたが、今年は様々な感染症対策をとることで対面での実施ができました。この講義では、海綿など構造の単純なものから脊索動物まで、海に生息する動物を中心に形態や系統関係、生態などを紹介します。講義に出てくる動物を実際に見てもらうため、船でのプランクトン採集とシュノーケリングでの磯採集も行いました。去年からほとんどがオンライン講義だったという学生さんたちは、実際の動物たちの動きや構造に興味津々でした。講義でも質問が出て熱心でしたね。今後の学習の基礎となれば幸いです。ぜひ来年は臨海実習に参加して、より多くの生き物に触れてくださいね。(文責:飯田)

(左)大森先生の講義の様子。系統樹にはなじみのない動物門もたくさんいます。(右)私は脱皮動物などの講義をしました。講義室も使いやすくなりました。(写真:大森紹仁)

(左)梅雨の雨で船は出せないかなと思いましたが、外へ出る時間は晴れました!プランクトンも種類豊富でした。(写真:豊田賢治) (右)今シーズン初の磯採集。雨の後でしたが海はきれいで、たくさんの動物を採集できました。

(updated on 2021.07.13)

佐渡市立内海府小学校「ワカメの標本を作ろう」(2021/3/11)

うららかな春の日に技術専門職員の下谷さんと内海府小学校へ行ってきました。地元の海藻を通して海の豊かさを知ってもらうことを目的とした授業のお手伝いです。佐渡にはおいしい海藻がたくさんあります。まずは漁港へ行き、生産者の方からどのようにワカメを養殖しているのか教えてもらい、児童のみなさんは収穫を体験していました。私も海の中で実際どのように設置されているのか初めて見ることができ、興味深かったです。学校へ戻り、漁港にあったアナアオサなど色々な海藻を使って、押し葉標本を作りました。みんな色々な海藻を組み合わせて思い思いに作成していましたね。次はいよいよ、2 mもある大きなワカメを使った標本作りです。事前に先生方が用意してくれていた大きなケント紙にみんなで広げていきました。最後に、内海府の海の特徴と海藻について下谷さんと私から紹介して、授業を終えました。食べておいしく、美しい標本も作れる海藻。みなさん興味津々でした。お役に立てたようで何よりでした。(文責:飯田)

(左)ワカメの収穫。ワカメは海の中では緑色ではないと知っていますか?(右)大きなワカメの押し葉標本を作るため、丁寧に広げます。うまくできるかな。

(updated on 2021.03.22)

新潟大学佐渡自然共生科学センターシンポジウム2021 環境変動と生物集団(2021/3/7)

この冬は佐渡でも雪が多かったですが、ようやく春らしくなってきました。先日、両津のあいぽーと佐渡の多目的ホールとオンラインを併用して佐渡センターのシンポジウムを行いました。COVID-19対策をしてのオンサイト開催です。今回のテーマは環境変動と生物集団ということで、初めにそれぞれの領域/施設から講演を行いました。臨海からは私が魚類の環境変動への応答について、里山からは永田先生が鳥類が環境変動から受ける影響について、演習林からは本間先生が森林の長期モニタリングについて、それぞれの現状と課題を紹介しました。続いて、今年度で定年退職となるセンター長の崎尾先生より、桜と富士山と題して、40年にわたる長期観測から富士山の森林限界の変化を捉えた研究成果についての基調講演がありました。初のハイブリッド形式でどうなるかと思いましたが、結果はあわせて130名以上ととても多くの方にご参加いただくことができました。今後もこのような公開シンポジウムなどを通じて、センターの取り組みや成果についてご報告できればと思います。(文責:飯田)

崎尾先生の講演。40年分のデータ、圧巻でした。

(updated on 2021.03.22)

佐渡市理科教育センター主催 子どものための科学祭り(2020/9/13)

臨海実習の終わった翌週、改修工事に備えて移転作業を行いました。その週末に、佐渡市理科教育センター主催の「子どものための科学まつり」の「科学体験教室」にブースを出展しました。例年でしたら、海藻を持っていって、子どもたちに海藻のしおりを作ってもらったり、海藻の中に隠れている生き物を探してもらったりするのですが、今年は、新型コロナウイルス感染症対策のため、現場での体験はなし。事前に作成した海藻のしおりとリーフレットを配布しました。科学おもちゃなどの魅力的な8つのブースの中から、海藻が選ばれるのか不安もありましたが、中には熱心に海藻の話を聞いてくれる子も。ちなみに、別会場で展示されていた子どもたちの自由研究は、貝の分類や植物調査などとてもハイレベルでした。来年は通常のように、体験してもらえるイベントを開催できるよう願っています。(文責:飯田)

海藻の説明中。説明次第で地味な海藻にも興味を持ってもらえることが分かりました。

(updated on 2020.09.18)

新潟大学理学部自然環境科学プログラム「環境生物学野外実習B」(2020/9/2-6)

9月に入ってもまだまだ暑い日が続いていますが、暑さとコロナに負けずに新潟大学理学部自然環境科学プログラムの環境生物学野外実習Bが開催されました。例年行っている実習の中でも最も様々な採集方法で生き物を採集・観察する本実習ですが、今年も10 cmを超えるアメフラシやヒトデから1 mm以下のプランクトンや小型底性生物まで、合計で70種を超える生物を採集することができました。主担当・引率の宮﨑先生が専門とするウミグモや、私が研究対象の一つとしているサドナデシコナマコも採集でき、多様性に富んだ佐渡の海を実感できる実習となったのではないかと思います。本年度の大学実習は本実習が最後となり、この後は建物改修のため、早くとも来年の春まで実習・研究利用の受入れができなくなります。新型コロナウイルス感染症の影響がいつまで続くかも未知数ではありますが、また次の夏に、新しくなった臨海実験所で通常通りの実習が出来ることを期待したいです。(文責:大森)

DredgeFishing

(左)砂浜での砂堀り採集。少し波がありましたが、色々な底性生物が採れました。(右)釣り大会。今回も豊漁でした。よく見ると2匹釣れていますね。

animal list

今回採れた動物のリストです。見たこともない海産動物に苦戦したと思いますが、よく同定できていました。

(updated on 2020.09.08)

新潟大学 理学部 海洋生物学実験(2020/8/30-9/1)

臨海実験所は例年より1ヵ月半遅く臨海実習のピークを迎えています。生物学プログラム・フィールド科学人材育成プログラムの実習に続き、地質科学プログラムの海洋生物学実験を行いました。初日は松岡先生、椎野先生と、沢根の地層の観察を行ってから臨海実験所へやってきました。例年、この時期は秋雨のことが多いのですが、今年はまだよい天気です。初日の夜は松岡先生による地質の実習のまとめ。地層の読み取り方など私も興味深く聴きました。磯採集と船でのプランクトン採集も好天に恵まれました。最近導入したCTDを使って、水温、塩分、溶存酸素などを測定し、プランクトンを採集した地点の海洋環境についても学びました。学生さんたちはお昼ご飯をささっとすませてプランクトン観察に戻ってくるなど、とても熱心に実習に取り組んでいました。新型コロナウィルス感染症対策で色々と不自由があったと思いますが、充実した実習となったようでよかったです。(文責:飯田)

Snorkelingtransparency

(左)磯採集日和でした。(右)透明度を測定中。この日も20 m以上でした。(写真:豊田賢治)

(updated on 2020.09.02)

新潟大学理学部生物学プログラム「臨海実習I」・新潟大学フィールド科学人材育成プログラム「海洋フィールド生物学実習」(2020/8/24-8/29)

新型コロナウイルス感染症の影響で今年度の臨海実習が軒並み中止となる中、本実習は受講生数の調整や感染対策を講じた上で開講することができました。今年は新潟大学の理学部から8名、農学部から4名の合計12名での実施となりました。5泊6日の実習でしたが、連日天候にも恵まれ、夜間の灯火採集や実習船でのプランクトン採集、シュノーケリングによる磯採集、砂泥海岸でのドレッジ採集、方形枠を用いた生物の帯状分布調査など、様々な方法で採集した海洋生物の種同定やスケッチを行ないました。また、ウニのダイナミックな初期発生過程やウミホタルの発光現象など様々な生命現象の観察を通して、生物学の面白さを再認識してくれたのではないでしょうか。感染症対策でマスクの着用、ソーシャルディスタンスの厳守、恒例となっているBBQの中止など制約が多い中での開講となった本実習ですが、受講された学生の皆さんにとってはオンライン講義では味わえない佐渡の豊かな自然に直接触れられた貴重な体験となったことと思います。(文責:豊田)

Night CollectionPlankton Net

(左)岸壁での灯火採集。(写真:飯田碧)(右)船でのプランクトン採集。(写真:飯田碧)

SnorkelingQuadrat

(左)磯でのシュノーケリング。(写真:飯田碧)(右)生物の帯状分布調査。(写真:飯田碧)

Sea Urchin DevelopmentFishing

(左)ウニの排卵実験。(写真:飯田碧)(右)実験所前の堤防で海釣り。全員釣れました!(写真:飯田碧)

(updated on 2020.08.29)

佐渡市環境対策課 こども環境学習会(2020/8/20)

8月20日に佐渡市環境対策課主催のこども環境学習会が開催されました。昨年は諸々の事情で開催できず、今年も実験所の施設改修や新型コロナウイルス感染症の影響で開催が危ぶまれましたが、日程の調整や感染対策を行ったうえで何とか開催することが出来ました。参加してくれた子供たちは、快晴波無しの絶好の海日和の中、シュノーケリングによる生き物採集を楽しんでいました。恒例となりつつある海藻の中に潜む生き物探しも行い、小さな甲殻類やゴカイなどが見つかりました。学習会を通して色々な生き物が棲む佐渡の海の豊かさを実感してもらえたのではないかと思います。保護者の皆様と佐渡市環境対策課の方々も暑い中お疲れさまでした。(文責:大森)

SnorkelingBiological Observation

(左)澄んだ海でのシュノーケリング。いろんな生き物が見つかりました。(右)実習室内にはパーティションを設置。全員がマスクを着用して、磯で採集した生き物の観察とスケッチをしました。(写真:飯田碧)

(updated on 2020.08.21)

新潟大学理学部 系統動物学(2020/7/4, 5, 11)

新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、前期の講義は全て非対面式となりました。例年、臨海実験所で合宿形式により行っている理学部2年生を主な対象とした系統動物学も、オンラインで実施しました。本講義は動物の定義から始まり、多様な動物門の体の構造の違いや系統関係を学んでもらいます。座学だけではなく、磯の生物採集や観察を通してそれらを理解してもらうのがねらいですが、今年は画面越しになんとか生き物について伝えようと四苦八苦でした。来年は通常の形式で実施できることを願っています。今年受講したみなさんは、ぜひ来年は臨海実習に参加して、様々な海洋動物の実物に触れてほしいと思います。(文責:飯田)

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(左)大森先生の講義の様子。ヒモムシの動く様子が見えたでしょうか。(右)私は脱皮動物などについて講義を行いました。相手が見えない状態での講義は難しかったです。(写真:大森紹仁)

(updated on 2020.07.13)

サケガシラ(2020/3/9)

暖冬で春のようでもあり、まだ時々みぞれも降ります。先日、潜水調査に行った大森先生が、珍しい魚を拾ってきました。普段は中深層にいるサケガシラです。表層にいたそうです。せっかくなので標本にすることにしました。まじまじと見ると、口と頭部が変わった構造でした。大きく開く口を閉じる際に頭部の溝が役立つようです。体の構造とは実に面白いものですね。(文責:飯田)

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(updated on 2020.03.24)

佐渡市環境フェア2019(2019/11/10)

佐渡市主催の環境フェアに出展してきました。これは、佐渡で環境に関する活動を行っている団体が出展し、市民のみなさんに環境について考えてもらおうというイベントです。今年は、佐渡自然共生科学センターとして、演習林、朱鷺・自然再生学研究施設と共に一つのブースで参加です。私たちはみなさんに海について知ってもらいたいと考え、佐渡の海についてのポスターと映像、動物たちを展示しました。今年は大森先生の研究対象のウミシダ3種と佐渡の固有種サドナデシコナマコです。ウミシダの植物の様な見た目とうらはらに泳ぐ様子は、来場者の方たちから人気を集めていました。こんなものが佐渡にもいるんですね、というコメントを多くいただきました。みなさんが海に関心をもつきっかけになってもらえるとうれしいです。(文責:飯田)

event

水槽にいるウミシダたち。こんなに動くんですね!とみなさん足を止めて見ていました。

(updated on 2019.11.19)

長野大学環境ツーリズム学部 「水環境ゼミナール」・公開臨海実習 「森里海をつなぐ野外生態学実習」・新潟大学個性化科目 「森・里・海フィールド実習」(2019/9/9-13)

すっかり遅くなってしまいましたが、9月には臨海実験所だけでなく、佐渡自然共生科学センターの3施設(演習林、朱鷺・自然再生学研究施設)が協同で行う恒例の実習(通称:森里海実習)を行いました。今年も北は北海道から南は鹿児島まで、全国から28名の学生さんが参加してくれました。里、海と川、森をまわるこの実習はなかなかハードですが、今年も参加者のみなさんは、元気に生き物を観察し、熱心に質問をして、終始楽しく実習に参加していました。初日は里山についての講義を受け、朱鷺を観察しました。すでに400羽以上が野外に生息していることもあり、今年も沢山の朱鷺を見ることができました。2日目は新潟大学のビオトープ(キセン城)で水生生物を採集しました。暑いくらいの陽気で、短時間で色々な水生昆虫を観察できました。朱鷺についての講義を聴いたあとは、実際の水田でどのように朱鷺がくらしやすいよう工夫されているか見学しました。佐渡の固有種サドガエルを観察し、海パートに移動です。臨海実験所では定番の灯火採集と磯採集をして、班ごとに全ての動物を同定しました。班員で協力して、図鑑とにらめっこです。近くの達者川へも採集にでかけました。川が森里海のつながりに重要だということを感じてもらえたようでした。4日目には演習林へ移動して、渓畔林、人工と天然の杉を観察しました。この日もよい天気で、とても風の強い風衝地では、山の上から海まで一気に見渡すことができました。佐渡島では山と海がとても近いことを実感できたのではと思います。最終日は一枚岩の大野亀を見学して両津港で解散しました。この実習は移動も多く、なかなか準備が大変ですが、みなさんがとても楽しんでくれていたようで、何よりでした。長野大学の高橋先生、新潟大のスタッフのみなさん、お疲れさまでした。来年度はさらに充実した内容に改訂したいと考えています。色々な生き物や環境に興味のあるみなさん、来年度の実習でお待ちしています。(文責:飯田)

Crested ibisBiotope

(左)ねぐらに帰っていく朱鷺が観察できました。こんなに沢山の朱鷺が見られるのは数年前では想像できませんでした。(写真:演習林・松倉先生)(右)ビオトープでの採集。短時間で色々な水生昆虫が採れます。(写真:大森紹仁)

Rice farmSnorkeling

(左)黄金色の田んぼが美しいです。この水田は冬でも朱鷺が餌を食べられるように工夫されています。(写真:北橋隆史)(右)磯採集もしました。(写真:大森紹仁)

Species identificationRiver sampling

(左)みんなで協力して採集された動物の種同定を行いました。(写真:北橋隆史)(右)川では多くの小さな通し回遊魚が採集されました。(写真:北橋隆史)

Artificial forestGrassland

(左)まっすぐな人工林。(右)ちょうどすすきがきれいでした。以前は放牧が行われていた草原では、牛の好まない植物が多くあります。(写真:北橋隆史)

FellfieldMushroom

(左)風の強い風衝地では木が生えません。海までよく見渡せました。(右)演習林の林道で巨大なキノコを発見!カラカサダケだそうです。(写真:松倉先生)

Oonogame

最終日の大野亀もいいお天気で散策日和でした。(写真:松倉先生)

(updated on 2019.10.24)

新潟大学理学部自然環境プログラム 環境生物学野外実習B(2019/9/17-21)

新潟大学では理学部内の各プログラムで内容の異なる野外実習を佐渡島で行っています。自然環境プログラムの環境生物学野外実習Bでは、他の実習と比べてより多様な採集方法で生物を採集・観察します。本年度は新たに海藻の間に潜む動物の採集と、メイオベントスと呼ばれる1mm以下の微小動物の採集を取り入れてみました。海藻や砂の隙間には、普段の採集ではあまり意識しない小さな生き物がたくさん潜んでおり、それらをより分けて顕微鏡下で観察すると、変わった形や綺麗な色の種も多いことがわかります。大小さまざまな動物の観察を通して、海の動物の多様性がより深く理解できたのではないかと思います。(文責:大森)

Sorting of animalsGammaridea

(左)海藻の間に潜む動物のソーティング(写真:北橋隆史)(右)海藻の間から採集されたヨコエビの仲間

Plankton samplingBiological drawing

(左)砂泥海岸でのドレッジ調査 海底の砂泥を網で篩って砂泥中に潜む生物を採集します。(右)洗い出しによるメイオベントスの採集 砂の隙間に潜む1mm以下の微小動物を二重の網でより分けます。(写真:北橋隆史)

(updated on 2019.10.07)

東京コミュニケーションアート専門学校「佐渡臨海実習」(2019/9/28-10/1)

9月28日から始まりこの夏の実習シーズンを締めくくるのは、東京コミュニケーションアート専門学校(TCA)の今季2回めの臨海実習です。鈴木先生と橋口先生の引率で、10名の学生さんたちがはるばる東京からやってきました。初日と二日目はあいにくの小雨混じりの曇り空でしたが、2回のシュノーケリングでの磯採集、船着き場での灯火採集、ウニの人工授精と初期発生観察、ウミホタル採集と予定通りの内容を実施できました。3日目は久しぶりのいい天気。午前中は実習船で港の外まで出て、透明度測定とプランクトン採集を行いました。透明度は26メートル。今シーズンの最高値30メートルには及びませんでしたが、佐渡のきれいな海を実感してもらえたのではないでしょうか。プランクトンネットには、巨大な放散虫の一種やコケムシの幼生が入っていて、観察のしがいがありました。せっかく晴れたので、午後は岸壁採集の予定を変更してもう一度シュノーケリング。ムツサンゴを観察しつつ、タコやミノウミウシ、ソラスズメダイなどを採集しました。普段は注目してみないような生物をしっかりと観察したり、佐渡のきれいな海を楽しんだりと、参加した学生さんたちも満足してくれてこちらも嬉しいです。今回の経験をぜひ今後の勉強にも生かしてください。(文責:北橋)

Meal preparationsea urchin

(左)皆で協力しての食事準備。(右)ムラサキウニの採精・採卵。

LimpetsJelly fish

(左)鈴木先生によるカサガイ分布の講義風景。(右)採集したクラゲを実体顕微鏡を使って詳しく観察して種同定。

Sea fireflyTransparency measurement

(左)採集してきたウミホタルの幻想的な青い生物発光。(右)透明度測定。今日は26メートルでした。

Sea hareSnorkeling

(左)久しぶりに採集されたフレリトゲアメフラシ。ターコイズブルーの斑点がとてもキレイです。(右)せっかく晴れたので、自由時間にもシュノーケリング。

(updated on 2019.10.03)

子どものための科学祭り(2019/9/15)

今年も臨海実験所メンバーで参加してきました!今年は「海藻の中の生き物さがし」という事で、子供たちに海藻の中からピンセットやスポイトを使って生き物を探してもらいました。みんなかなり集中して探しており、中には大物の生物を探し出す子も!久しぶりの子供とのふれ合いで、筆者も楽しい時間を過ごせました。この機会に海の生物に興味を持つ子が増えるといいな~と思います。(文責:木戸)

Let's find samll animlas!Observation using a microscope

(左)生き物さがしの様子。すごくハマっていました。(右)自分で探した生物を顕微鏡で観察。(写真:北橋隆史)

(updated on 2019.09.17)

公開臨海実習「海洋生物多様性実習」・新潟大学理学部生物学プログラム「臨海実習Ⅰ」・新潟大学フィールド科学人材育成プログラム「海洋フィールド生物学実習」(2019/9/3-9)

近畿大学と入れ違いで始まったこの実習は、全国の大学生・大学院生対象の公開臨海実習と新潟大学の2つの実習との合同実施となります。海洋生物の多様性を学ぶために、岸壁での手網を用いた灯火採集や、シュノーケリングでの磯採集、砂泥海岸でのドレッジ採集、実習船でのプランクトン採集、方形枠を使った生物の帯状分布の調査など、いろいろな方法で採集した多種多様な海洋生物を観察/スケッチしてもらいました。今年は、公開臨海実習では8つの大学から大学院生1名を含む13名が、新潟大学からは理学部13名と農学部3名が参加して、合計29名となかなかの大所帯での実施となりました。さらに、特別講師として帝京大学戦略的イノベーション研究センターの窪川かおる客員教授においでいただき、ナメクジウオの生態や海洋プラスチック問題についての講義をしてもらいました。なんとナメクジウオも連れてきていただいたので、生きたナメクジウオをじっくり観察するという貴重な体験ができました。最後には個人・グループ発表もこなし、他にもウミホタルの美しい生物発光を観察したり、釣り大会で生まれて初めて魚を釣ったりと、本当に盛りだくさんの内容でした。5泊6日と比較的長期の実習ですが、あっという間に感じられたのではないでしょうか。これだけいろいろな海洋生物を詳しく観察する機会はそうないですから、ぜひ友達や後輩にも来年以降に向けて勧めておいてください。(文責:北橋)

Plankton samplingSnorkeling lecture

(左)船でのプランクトン採集。佐渡の海は抜群の透明度です。(右)穏やかな海での磯採集。

ClassificationSandy beach

(左)採集してきた生き物を自分たちで分類しました。(右)ドレッジ採集で砂の中に住む生物を調べます。(写真:大森紹仁)

Group discussionFishing!

(左)グループ発表に向けて、皆でディスカッション。(右)実験所前の堤防で、太公望たちの海釣り大会。

(updated on 2019.09.14)

近畿大学 農学部 水産学科 生物学実習(2019/8/31-9/3)

近畿大学の学生さん15名と2名の小林先生、渡邊先生を迎えて実習を行いました。昨年は台風が直撃する予報のためキャンセルになってしまいましたが、今年は実施することができました。普段は魚について勉強、研究している学生さんたちには、魚以外の海の動物たちが新鮮だったようです。磯採集、灯火採集で採れた生き物を、熱心に観察、スケッチしていました。最後は班ごとに発表会も行いました。引率の先生方、お疲れさまでした。また来年もお待ちしています。(文責:飯田)

SnorkelingClassification

(左)いい天気で磯採集日和でした。大きなウニが採れました!(写真:北橋隆史)(右)みんなで相談しながら採集された動物を門ごとに分類しました。

Plankton samplingBiological drawing

(左)翌日は雨になってしまったので、有志で岸壁からプランクトン採集を行いました。(右)班ごとに選んだ動物門についてスケッチをもとに発表を行いました。(写真:北橋隆史)

(updated on 2019.09.14)

新潟大学理学部地質科学プログラム 海洋生物学実験(2019/8/28-30)

臨海実験所では新潟大学の様々な学部、プログラムを対象とした実習を実施しています。理学部地質科学プログラムの海洋生物学実験もそうした実習の一つです。この実習では、化石や岩石、地層といった地質学的観点から見た佐渡島の成り立ちおよび古環境と、現在の佐渡の環境および海洋生物の多様性の両方を学修します。地質科学プログラムの松岡篤教授による佐渡の成り立ちと古環境に関する解説はとても興味深く、実際に島内の地層を見学してきた学生さんにはとても理解しやすかったのではないかと思います。磯採集やプランクトン採集で採れた現生の海洋生物について図鑑を利用して同定する作業は大変だったと思いますが、図鑑を見て生き物の特徴や生息域を知ることで、海の生き物の多様性をより実感してもらえたのではないでしょうか。(文責:大森)

LectureSnorkeling

(左)松岡教授による佐渡の成り立ちと地質に関する解説。この日の日中に行われた地質巡検で採集してきた岩石を使いながら、わかりやすく解説されていました。(右)シュノーケリングによる磯採集。生物を見つけたらプラ容器に入れて実習室に持ち帰ります。

Species identification

採集した海洋生物は図鑑で調べて同定します。皆さん熱心に調べていました。

(updated on 2019.09.03)

大阪産業大学・生態学特別演習2(2019/8/17-19)

お盆休み明け最初の実習は大阪産業大学デザイン工学部の実習です。実習初日前後に台風が関西や日本海を通過する予報で、実習直前まで無事に実習を行えるか気をもみましたが、結果的には台風の影響も少なく、予定していた内容の実習を一通り行うことができました。大阪から夜行バスとフェリーを乗り継いでの移動は大変だったと思いますが、プランクトン採集と磯採集の2種類の採集を行った2日目は好天に恵まれ、初日の岸壁での手網を使った採集では普段あまり見られない魚も採れて、充実した実習となったのではないでしょうか。お疲れさまでした。(文責:大森)

Plankton samplingMusuji gaji

(左)好天の下でのプランクトン採集。陸からのほかに船の上からも採集し、それぞれの場所で採れるプランクトンの違いも観察しました。(写真:飯田碧)(右)岸壁での採集で採れた珍しい魚:ムスジガジ(写真:飯田碧)

(updated on 2019.09.03)

新潟大学オープンキャンパス(2019/8/8-9)

8月の8日、9日の二日間、新潟大学のオープンキャンパスで、参加者に臨海実験所についての説明をしてきました。臨海実験所の紹介ブースには多くの高校生が来てくれてうれしい限りでした。中には魚博士かよって思うぐらい魚についての知識がすごい人もいて逆に勉強させてもらいました。つたない説明でしたが少しでも臨海実験所の活動に興味を持ってくれた方がいてくれたら幸いです。(文責:浅田)

p.s.
ブースの机上に展示する磯生物のぬいぐるみは毎年人気が高く集客力がすごいです!!
気になる方はぜひ来年見に来てください。

(updated on 2019.08.28)

大妻女子大学 生物環境保全学ゼミ 「臨海実習」(2019/8/8-11)

今年も小関先生のゼミ生12名が東京からはるばる佐渡まで来てくれました。気持ち悪い?といいながら、色々な動物たちを愛でていましたね。磯採集の準備をしていざ出発となったところで雷雨になったり、船でのプランクトン採集で遠方に竜巻が見えたりと、だんだん不安定な気象条件の時期になってきましたが、野外活動中はよいお天気で予定の内容を実施できました。佐渡の海と都会では決して目にすることのない動物に触れる機会となったようでよかったです。(文責:飯田)

SnorkelingRibon worm

(左)マスクとシュノーケルの使い方を習って、いざ磯採集です。(右)のびるヒモムシ、人気者でした。

Plankton samplingSea firefly

(左)プランクトン採集。(右)ウミホタルの採集にもいきました。(写真:大森紹仁)

Fishing time

釣りもしました。少々波が入っていたためか、キュウセンやイシダイなどたくさんの魚が釣れました。(写真:大森紹仁)

(updated on 2019.08.17)

佐渡市理科教育センター 「磯の生物の生態研修会」(佐渡学研修)(2019/8/2)

8月に入ってすぐ、理科センター主催の研修を行いました。佐渡島内の小中学校の先生方と理科センター所員の方、計13名が参加しての実施となりました。定番の佐渡の海についての講義と磯採集に加えて、今年は海藻の中にいる生物探しを行いました。とてもよい天気でシュノーケリング日和の中、先生方は色々な生き物を採集していました。海藻の中には小さな見慣れない生き物たちが実はたくさん潜んでいます。佐渡の豊かな海の環境と多様な生物について、ぜひ児童・生徒に伝えていってもらえればと思います。(文責:飯田)

SnorkelingBiological drawing

(左)よい天気で海の中もよく見えたと思います。(右)採集した生き物を図鑑で調べたりスケッチしたりしました。

Searching inside seaweedsSmall animals

(左)海藻の中にいる生き物を探します。(右)大森先生による海藻の中の生き物の解説を熱心に聞く参加者の方々。(写真:北橋隆史)

(updated on 2019.08.17)

新潟大学公開講座「高校生対象公開臨海実習」(2019/8/5-8)

毎夏の恒例となった高校生対象公開臨海実習。今年は新潟県内外の12の高校から36人の生徒の皆さんが参加してくれました。連日の酷暑によって実験所外の電柱で故障が発生し、2時間ほど停電するハプニングもありましたが、海はとても穏やかな日が続き、岸壁での灯火採集、調査船でのプランクトン採集、2度のシュノーケリングによる磯採集といった、盛りだくさんのフィールドでの実習をすべて行うことができました。また、採集された様々な生物のスケッチや、ムラサキウニの受精と発生の観察、海藻に潜む微小生物探し、ウミホタルの発光観察といった実習室内での作業も、参加生徒の皆さんは熱心に行ってくれました。実習を通じて海の生物多様性を実感してもらえたのではないでしょうか。実習に協力していただいた皆様、ありがとうございました。(文責:大森)

Plankton samplingSnorkeling lecture

(左)調査船IBIS2000でのプランクトン採集。(右)マリンピア日本海スタッフによるマスクとシュノーケルの使い方実習。

Snorkeling samplingSea slug

(左)シュノーケリングによる磯採集。(右)磯採集で採れたタマミルウミウシ 海藻を食べて海藻に擬態するウミウシです。

Small animal searchBiological drawing

(左)海藻に潜む微小生物探し ピンセットやスポイトで小さな生き物をより分けます。(写真:飯田碧)(右)採集した生物はしっかり観察してスケッチもします。

(updated on 2019.08.12)

東京コミュニケーションアート(TCA)専門学校佐渡臨海合宿(2019/7/29-8/1)

TCA専門学校の水生生物飼育管理専攻2年生11名が参加して、臨海実習を行いました。梅雨明けの臨海実習日和の中で、シュノーケルによる磯採集、岸壁でのタモ網採集、灯火採集、プランクトン観察、ウミホタルの観察、ウニの発生実験と盛り沢山のメニューをこなしただけでなく、自由時間として釣りや海水浴、素潜りなど、夏の佐渡を満喫しました。磯での採集ではタコを4匹も捕まえ、そのうち1匹は最後のバーベキューで美味しく頂きました。また、変わったところでは、磯採集でタツノオトシゴ、ヨウジウオの一種のオクヨウジ、サルパなどが採集できました。(文責:安東)

LimpetsSea urchin

(左)今シーズン初の小浜での、鈴木先生によるカサガイ類の群集構造の解説。(右)ムラサキウニを使っての発生実験。

Summer skySnorkeling

(左)夏もすっかり本番ですね。(右)磯採集中に、ハイポーズ。(写真:北橋隆史)

(updated on 2019.08.04)

高崎経済大学附属高校 佐渡臨海実習(2019/7/24-26)

昨年に続き、群馬県の高崎経済大学附属高校から31名の高校生が先生達に連れられてやってきました。幸い、予想より早く梅雨があけたようで雨予報は外れ、いい天気の下で臨海実習を行うことができました。高校生たちは長旅の後にも関わらず初日から元気いっぱい。さっそく夜の灯火採集で、タツノオトシゴやら小さなミノウミウシやらたくさんの生き物を採集して愛でていました。2日目午前中は、佐渡の海の特徴と海洋生物の多様性について学んだ後、ムラサキウニを使って受精の瞬間と初期発生を観察しました。午後にはシュノーケリングでの磯採集。シュノーケルを初めて使う生徒もたくさんいましたが、みなライフジャケットをつけて泳ぎ回りながら、穏やかな海での磯採集を楽しんでいました。磯から帰ってからは、採集した生き物を皆で分類してもらいました。朝に行った講義をちゃんと聞いてくれていたおかげか、しっかりと動物門ごとに分けてくれてよかったです。最終日の朝にも前日受精させたウニ胚の観察を行い、短い時間でどのように発生が進むかを確認してもらいました。2泊3日という短いスケジュールですが、海洋生物の多様性と佐渡の海の豊かさを感じてもらえたのではないでしょうか。ぜひ、この体験を今後の勉強に生かしていってください。(文責:北橋)

Handnet samplingLecture

(左)実験所前の岸壁での灯火採集。小さな生き物もよく見つけてくれました。(右)佐渡の海の特徴についての講義もしました。(写真:飯田碧)

Sea urchinSnorkeling

(左)一人ずつ、ウニから採卵・採精して、人工授精を行いました。(写真:飯田碧)(右)シュノーケリングでの磯採集。

(updated on 2019.07.27)

Practical Marine Biological Course in Japan-Asia Youth Exchange Program in Science(2019/7/22-23)

Students and academic staffs of the Xishuangbanna Tropical Botanical Garden & Kunming Institute of Botany visited SMBS to join the marine biological course in Japan-Asia Youth Exchange Program in Science. Contrary to bad weather forecast, the weather did not become severe and we could do all scheduled fieldworks. Participants seemed to enjoy collecting and observing various marine animals, as well as observing bioluminescence of the sea firefly. Thank you for joining our marine biological course. We hope the course was a meaningful time for the participants!(文責:大森)

snorkelingAnimal sampling

(Left)Animal collection by snorkeling.(Photo: M. Iida)(Right)Evening animal sampling using fish nets. (Photo:K. Matsukura)

BioluminescencePlankton sampling

(Left)Bright bioluminescence of the sea firefly.(Photo: T. Kitahashi)(Right)) Let’s go to the plankton sampling with the research vessel IBIS2000! (Photo: K. Matsukura)

(updated on 2019.07.27)

新潟大学理学部 総合力アクティブラーニング(フィールド系)佐渡海洋生物観察実習(2019/7/20-21)

理学科1年生のアクティブラーニング科目の実習を行いました。本科目は、生物の観察だけでなく、採集方法を学んだり、採集場所から、どのような場所に生息しているかも考察してもらうことをねらいとしています。梅雨らしい天気のため、予定していた船でのプランクトン採集はあきらめて、陸からネットを曳きました。これでもけっこう採れるものです。岸壁での採集も行いました。今回の学生さんたちはとても目がよくて、小さな生き物をたくさん見つけてくれました。同じ環境でも採集方法が変わると採れるものが変わるのを実感してもらえたと思います。採れた生物のスケッチをして、発表もしてもらいました。生物の動きや特徴に着目してよい発表と質疑ができていましたね。今後の大学での学習の参考になることを期待しています。(文責:飯田)

Plankton samplingHandnet sampling

(左)隣の港で手引きでプランクトン採集を行いました。(写真:北橋隆史)(右)岸壁での採集も行いました。

Presentation

発表会ではたくさんの質問が出ました

(updated on 2019.07.23)

系統動物学(2019/7/8-11)

系統分類学から一週間おいて、理学部生物学プログラムの専門科目「系統動物学」の集中講義を臨海実験所にて行いました。座学がメインですが、佐渡の海でみられる色々な動物を観察してもらいながらの講義でした。少しだけ外に出て、船でのプランクトン採集や磯採集も行いました。原生生物亜界から脊索動物門までを一度に学びます。連続での講義は聴くのも大変かもしれませんが、きっとそれぞれの動物門の違いをよく理解してもらえたのではと思います。ぜひ来年は実習で、実際に多様な動物たちを採集・観察してくださいね。(文責:飯田)

LectureLecture

(左)大森先生による講義の様子。(右)私は脱皮動物などの講義をしました。(写真:大森紹仁)

Phylogenetic tree

磯採集で採れた動物たちをつかって系統樹を描きました。環形動物門はなにと近かったでしょうか?(写真:大森紹仁)

(updated on 2019.07.15)

新潟大学 フィールド科学人材育成プログラム 系統分類学(2019/6/29-30)

新潟大学では、理学部と農学部の協働で、フィールドに関する高度な専門的知識・技術とそれを現場で活用できる実践力を身につける、フィールド科学人材育成プログラムを開設しています。このフィールド科学人材育成プログラムの科目として今年から開設された「系統分類学」の集中講義を、6月29日~30日に行いました。佐渡で行われる講義・実習としては珍しく座学のみでしたが、直前の実習で採れた海産動物を観察しながらの講義で、生物の多様性を実感してもらえたのではないかと思います。受講者の皆さんお疲れさまでした。次はぜひ実習にも参加してみてください。(文責:大森)

LectureLecture

講義の様子。主要な動物門と分子系統学について解説しました。

(updated on 2019.07.07)

東邦大学 理学部 野外生態学実習I(2019/6/24-28)

前回に続き、今回も東邦大の長谷川先生が2年生21名と一緒に佐渡にやってきました。これがシーズン最初の本格的なシュノーケリングも行う臨海実習なので、こちらも気を引き締めていきます。といいながら、なんと最初の夜にシャワーのお湯が冷たくなってしまうというトラブル。どうやらオフシーズンの間にガスメーターの設定が変わってしまったせいで、同時にたくさんの湯沸かし器を使用するとガス供給が止まるようになってしまっていたようでした。翌日すぐに業者に設定を直してもらい解決しましたが、シャワーを浴びずにその晩を過ごした学生もいたようですし、特にシャワーの使用中にトラブルになって冷たい思いをさせてしまった学生さんたちには本当に申し訳なかったです。幸い、実習内容の実施には大きな影響はなく、予定通りの磯採集やプランクトン採集などを無事こなすことができました。この時期はまだ海水温が上がりきっていなくてシュノーケリングには少し冷たいのですが、その分冬の間に茂った海藻もまだたくさん残っています。ラッキーなことに晴天だったので、特に浅いところは太陽で暖められて良いコンディションで、みなウミウシを始めとした様々な生き物を楽しんで観察、採集していました。後半は自由研究として、5つの班がそれぞれ自分たちでトピックを決めて実験・討論・発表を行ないました。海洋生物の分類・生理や生態から幅広いテーマが選ばれて、こちらも楽しく発表を聞かせてもらいました。この実習をきっかけにもっと生物について興味を持ってくれるといいなと思います。ぜひ他の機会にも佐渡を訪れて下さい。(文責:北橋)

DownstreamSpecies identification

(左)海藻に着いている小さな生き物を採集しています。(右)学生さんがトビウオの赤ちゃんを見つけました。

LectureUpstream

(左)いい天気の中、船でのプランクトン採集です。(右)気持ちいい晴天のもと、澄んだ海でシュノーケリング。

Animal sensusJapanese striped snake

(左)たくさん採集できたでしょうか?(右)班ごとに自由研究の発表を行いました。

(updated on 2019.06.30)

東邦大学 理学部 野外生態学実習II(2019/5/27-31)

今年度の実習シーズンがスタートしました。理学部附属臨海実験所は、4月に同じ佐渡島内にある新潟大学の他の2施設(農学部附属フィールド科学教育研究センター・佐渡ステーション演習林、朱鷺・自然再生学研究センター)と統合し、佐渡自然共生科学センター臨海実験所となりました。演習林主催のこの実習は、統合後の新センターとして3施設が協働して行う最初の実習となりました。東邦大の長谷川先生が3年生の15名の実習生、TA、研究室の学生さんとともに来島しました。毎年、河川の水生昆虫や環境から、佐渡島の生物相とその成り立ち、生物分布、生態系の特徴を明らかにすることを目的に実施しています。今回は、少し趣向を変えて、水域だけでなく、ヘビ・トカゲ・バッタ・フキなど陸域の動植物の調査も行いました。今年も東邦大の学生さんたちは、元気いっぱい、生き物大好きでした。佐渡での実習に何回も参加しているリピーターもいてうれしい限りです。最後の発表では、川と陸のつながりについて考えてくれた班もありました。ますます生物や生態系に関心を持ってくれたようでなによりです。長谷川先生、3施設のスタッフ、TAさん、お疲れさまでした。(文責:飯田)

DownstreamSpecies identification

(左)雨予報のため、くもりの隙に下流に調査に行きました。環境の計測と水生昆虫の採集です。(写真:大森紹仁)(右)検索表を使って底生動物を同定します。

LectureUpstream

(左)朱鷺・自然再生学研究施設・岸本先生による底生動物の講義。(写真:演習林・松倉先生)(右)翌日は晴天のもと、まずは上流で河川調査。

Animal sensusJapanese striped snake

(左)林道でのカエルとバッタのセンサス。(写真:演習林・松倉先生)(右)シマヘビもいました。

Fish surveyGroup presentation

(左)魚類相調査も行いました。(写真:大森紹仁)(右)最後に実習を通して考えた仮説について班ごとに発表を行いました。(写真:演習林・阿部先生)

(updated on 2019.06.09)

佐渡自然共生科学センター開所記念シンポジウム(2019/6/2)

6月2日(日)に、佐渡自然共生科学センター(佐渡センター)の開所を記念して、初のシンポジウムを開催しました。基調講演として、森林生態学・生物多様性を専門とする総合地球環境学研究所の中静透特任教授に、森・里・海のつながりや人間と自然との共生のあり方について話していただきました。また、普段とは少し変わった試みとして、当センターの豊田准教授をコーディネーターとして女優の中嶋朋子さんとFM-NIIGATAパーソナリティーの上村知世さんに対談形式で自然と人とのつながりや付き合い方について語っていただきました。「地域と共につくりあげる自然共生科学拠点を目指して」と銘打ったイベントにふさわしく、新潟大学の関係者を始め、文科省、新潟県および佐渡市の関係者、それにもちろん多くの佐渡市民の皆さんに参加していただき、盛況のうちにシンポジウムを終了することができました。まだ佐渡センターとしての活動は始まったばかりですが、森・里・海の3領域が市民の皆さんとも協力し、教育研究により一層努力していきたいと思います。今後ともご支援ご協力のほど、よろしくお願いいたします。(文責:北橋)

Opening ceremony

中静先生による基調講演(写真:飯田碧)

(updated on 2019.06.08)

佐渡自然共生科学センター開所式(2019/4/5)

臨海実験所は佐渡島内の新潟大学の他施設(農学部附属フィールド科学教育研究センター佐渡ステーション(演習林)、朱鷺・自然再生学研究センター)と統合し、2019年4月1日より、新潟大学佐渡自然共生科学センターの海洋領域/臨海実験所として新たなスタートを切りました。この佐渡自然共生科学センターの開所式が、4月5日に執り行われました。高橋姿 新潟大学学長を始め、この日のために新潟大本学から駆けつけていただいた新潟大学教職員の皆様の他、三浦基裕 佐渡市長を始めとした佐渡市の皆様にもご参加いただき、地域と連携した教育・研究を目指す新センターの門出を祝うに相応しい会となりました。
新潟大学佐渡自然共生科学センター海洋領域/臨海実験所では、同センター森林領域/演習林、里山領域/朱鷺・自然再生学研究施設と連携し、佐渡の豊かな森里海を生かした研究教育を進めてまいります。今後とも臨海実験所をよろしくお願いいたします。(文責:大森)

Opening ceremony

新センター看板除幕式の様子。荒天予報が外れ、日差しの差す中で看板をお披露目することができました。

(updated on 2019.04.10)

国際シンポジウム開催(2019/4/1-2)

臨海実験所は海外研究教育機関との共同研究や国際臨海実習の実施などを始めとした国際交流を積極的に行っていますが、4月1-2日の日程で、モナッシュ大学マレーシアの脳研究所(BRIMS)、富山大学、北里大学、および新潟大学が参加した国際シンポジウムを開催しました。このシンポジウムは、BRIMSとそれぞれの機関が結んでいる国際交流協定に基づくもので、今回は新潟大学理学部に共催していただき、当臨海実験所が主催しました。初日は新潟大学理学部を会場とし、安東実験所所長の開会挨拶と前野理学部長による新潟大学の紹介に続いて、それぞれの大学の教員が最新の研究結果を発表しました。その後は会場を弥彦村へと移し、大いに親睦を深めました。2日目は、宿泊したホテルの会議場を使用し、学生たちが研究発表を行いました。英語での発表が初めてという大学院に入りたての日本人学生もいましたが、前もって入念な準備をしてきただけあって全員しっかりとした発表ができ、ディスカッションも持ち時間いっぱいまで盛り上がりました。このようなシンポジウムを通して最新のデータを共有したり個人的な交流を深めることによって、より一層の共同研究の発展が期待できるところです。終了後には弥彦神社を散策したりしたのですが、なんと雪が激しく降ってくるというハプニング(?)もありました。今年は例年よりも全国的に雪が少なかったので、桜が咲くかと期待しましたが、この寒の戻りで望み通りには行きませんでした。ともあれ、参加者はそれぞれ得るものの多いシンポジウムになったと思います。今後も佐渡臨海はこのような交流をさらに推進していきます。(文責:北橋)

Opening remarkIshwar

(左)安東所長による開会挨拶。(右)モナッシュ大学マレーシアのIshwar教授による講演。(写真:大森紹仁)

Student presentationGroup photo

(左)学生発表は、いつもとは少し趣向を変えて。(写真:大森紹仁)(右)理学部前での集合写真。

(updated on 2019.04.10)