理学部理学科での学修

理学部理学科に入学すると 6 つのクラスに分かれて学修します。それぞれのクラスでは、各プログラムを担当する教員から構成される6名の相談員がきめ細かい学習指導を行います。

1~2年生前半

新入生は先ず大学学習法、共通ベーシック科目及び自然系共通専門基礎科目を履修します。これらの科目を履修することによって「何を勉強したいか」を決めることができるようになります。2 年生前半を修了した時点で、相談員の指導、各プログラムを担当する教員や先輩のアドバイス参考にして、自ら2 年生後半以降に専攻するプログラムを決定します。また、1年生の後半(第3、第4ターム)から共通コア科目の履修が始まります。

大学学習法

大学学習法は高校までの学習法と大学での学習法の違いに慣れてもらうことを目的とする授業で、クラスごとに分かれて理学スタディ・スキルズという科目を履修します。理学スタディ・スキルズでは、コンピュータの使い方(コンピュータリテラシー)やレポート作成法、7つのプログラムではどのようなことを学ぶのか、卒業後の進路はどのようにして決めたらよいのか(キャリア形成ガイダンス)などを学修します。

共通ベーシック科目

理学部の学生が持つべき基礎的能力を養成する科目群です。1年生で履修して欲しい科目としてアクティブ・ラーニングと基礎・実践英語コミュニケーションがあります。アクティブ・ラーニングでは各プログラムで必要とされる能力を培うためにどのような学習トレーニングが必要かを学ぶための科目です。英語コミュニケーションは将来の仕事や研究で必ず必要とされる英語コミュニケーション力を鍛えるための科目で、これらの科目で養われた実力を確かめるための海外英語研修も用意されています。

自然系専門基礎科目

自然系の学問を学ぶためには、数学、統計学、物理学、化学、生物学、地学の基礎を十分に固めておく必要があります。また、現代科学では分野の境界領域で目覚ましい成果が得られています。高等学校での学習が不十分であったり、履修してこなかった科目を各プログラムで学修する前に体系的に学びます。

共通コア科目

各学位プログラムを体系的に履修するために必要となる専門基礎科目です。数学、物理学、化学、生物学、地質科学、自然環境科学あるいはフィールド科学を深く学ぶための基礎科目を履修します。

1年生から2年生前半まで

2年生後半~4年生

2年生の後半からは体系的に各プログラムの学修が始まります。各プログラムでは学位プログラム専門科目を履修し、4年生では研究室に所属して卒業研究を行います。

学位プログラム専門科目

数学、物理学、化学、生物学、地質科学、自然環境科学あるいはフィールド科学で研究を始めるために必要な専門科目を履修します。

卒業研究

専攻した各プログラムの分野での学修のまとめとして、少人数(あるいは個人)に分かれて実験や調査など、指導教員と相談して決めた課題についての研究を行い、卒業論文の作成や発表会を行います。これらの卒業研究を通して自然科学の見識と応用力を身につけることができます。

2年生後半から4年生まで

フロンティア・スタディ・プロジェクト

理学部には、数学や理科が大好きで主体的に学修と研究を進めたい学生を、研究志向のフロントランナーとして育成することを目的とした「フロンティア・スタディ・プロジェクト」という支援制度があります。

具体的には、下記の支援例にあるように、各プログラムで自主ゼミや研究室体験などの企画を通して、能動的な学習を促しています。

この制度への参加が認められた学生(30名程度)には、入学時に希望するプログラムへの配属優先権が与えられます。

支援の対象となる学生

  • 入学時に配属希望のプログラムを決めている学生
  • さらに、入学後すぐに配属希望のプログラムの分野について意欲的に学修したい学生

各プログラム支援例

各プログラム支援例:プログラム支援員の協力のもとで1年生の段階から、自主ゼミを始めたり、研究活動を開始したりすることができます。

 

参加申請方法

一般選抜(前期日程)または総合型選抜への出願者が、出願時に、この制度へ参加申請することができます。

  • 出願登録時に「フロンティア・スタディ・プロジェクト」欄において、希望するプログラムを選択してください。
  • 申請者の中から入学試験の成績に基づいて、一般選抜(前期日程)では理学部全体で30名程度選抜します。
    総合型選抜では各プログラム1名程度選抜します。

また、入学後、1年次から2年次に進級する際に追加募集(一般選抜(後期日程)の入学者も申請可)を行います。