化学
プログラム化学が拓く21世紀の夢

化学のすすめ

環境調和型化学(グリーン・ケミストリー)の概念に基づく物質の科学。宇宙空間から人間の体内まで、いつでもどこでもなんでも化学の出番。

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化学とは?

化学は、広大な宇宙空間から細胞核の中まで、光が原子1個分を進むくらいのアト秒から宇宙開闢以来の数億年にわたる、広い時空間に存在する物質の特性や反応性の原因を探求して物質世界の基盤を明らかにしてゆく科学です。さらにその知識を活用して、これまでに存在しなかった新しい機能・特性を持つ物質を創生してゆく科学でもあり、化学の対象となる物質は無限の可能性と多様性を秘めています。化学は物質をめぐる科学の中心として、数学や物理学、生命科学などの基礎科学、工学、農学、医学、薬学、環境学などの応用科学分野とも深く関わりを持ちながら発展を続けています。

お勧めポイントは?

物質の変化・多様性に興味があるかぎり、どんな分野でも化学の知識は必ず必要であり、学習したことは生きてきます。

新元素命名おめでとう!

新元素の探索と化学的性質の解明:核化学研究室メンバーは、理化学研究所で行われている新元素探索の共同研究グループに参加しています。上の図は、観測した113番元素の放射壊変系列です。2004年の最初の測定から8年後、決定的データが得られました。これにより、新元素である113番元素の命名権が与えられました。Nh:ニホニウムが提案されています。2016年に正式決定しました。

研究の特徴は?

人類の持続的な発展のため、グリーン・ケミストリーを視野に入れた幅広い分野の研究を行っています。

教育の特徴は?

座学である講義と自分自身で操作する種々の実験や演習をとおして、各分野の化学を体系的に学習できるように、学年・タームのふさわしい時期に講義と実験を配置しています。卒業研究では教員一人あたり2~3名の少人数教育であなたを鍛えます。専門力・総合力いずれのプログラムでも、多くの学生がさらなる研鑽と高度な研究を続けるため大学院へ進学します。

授業紹介

主専攻プログラム講義

高校との接続科目(化学基礎など)、理学部共通のベーシック科目・コア科目を経て、化学主専攻プログラムの講義へと発展してゆきます。さらに第一線研究者や企業研究者による集中講義まで、基礎から最先端まで、多様なレベルの講義が開講さています。写真は構造有機化学の講義中の一コマです。

化学実験

座って講義を受けるだけでなく、実際に自分の手を動かして様々な化学分野の実験を行います。講義で受けた内容を体験・確認して実験技術を磨くだけでなく、共同実験でのコラボレーション能力、レポート作成を通して文献調査能力を身につけます。写真は有機合成実験中の一コマです。

課題研究

4年生になると研究室に所属して、指導教員とともに最先端の課題研究に取り組みます。化学主専攻プログラムで学んだ4年間の集大成とも言うべき研究成果を化学プログラムメンバー(教員・学部学生・大学院生など)の前で発表します。写真は課題研究発表会の一コマです。

ちょっと一休み

毎日の講義や実験・研究の合間には、研究室の垣根を越え、教員・職員・大学院生・学部学生の垣根を越えた交流も。でも、お酒は二十歳を超えてからね。

ほかにも魅力的な授業科目がたくさんあります!

化学基礎A,化学基礎B,化学基礎実習a,化学基礎実習b,分析化学Ⅰ,無機化学Ⅰ,有機化学Ⅰ,化学熱力学,生体分子化学Ⅰ,分析化学実験,無機化学実験,有機化学実験,物理化学実験,生化学実験,無機化学Ⅱ,有機化学Ⅱ,化学統計力学Ⅰ,量子化学Ⅰ,課題研究a,課題研究b,○○化学演習

2つの学習方法(専門力プログラムと総合力プログラム)があります

専門力プログラム

専門力プログラムは、化学に関する高度な知識と経験を身につけた学生を育て、社会に送り出すことを目的としています。そのため、化学の基本から専門にいたる知識を段階的かつ重点的に理解できるよう、分析化学、無機化学、有機化学、物理化学、量子化学、生化学に関する講義と実験を、ふさわしい学年・タームに配置しています。卒業年次(4年次)では各学生が希望する研究室に所属して、最先端の研究(課題研究)と演習(セミナー)を重点とした教育が行われます。

総合力プログラム

総合力プログラムは,他分野の現象を化学の目で見つめ,境界領域における化学の応用を積極的に進めることを目的とします。化学プログラムが提供する講義・実験のうち関連分野に近い科目を選んで受講する一方,他プログラムの講義・実験を必ず受講し,境界領域での知識と経験も身につける教育を行います。

研究の紹介

光反応の途中を調べる化学

生駒忠昭 教授

 私の研究室では、光によって引き起こされる化学反応(光反応)の仕組みを調べています。光反応は私たちの普段の生活や身の回りの自然界に溢れています。例えば、七色を識別する人間の視覚、光合成によって生命力の源(糖と酸素)を創出する植物、太陽光から電力を作り出す太陽電池にとって光反応は重要な役割を果たしています。私は、光反応における反応物と生成物に加え、“反応の途中”の様子も調べています。なぜならば、反応の効率や選択性を左右する原因が“反応の途中”にあると考えているからです。レーザー、マイクロ波、電磁石などを導入した独自の実験装置を開発することにより、化学反応における電子の役割を新しい切り口で解明しようとしています。高校化学で物質の元素・質量・電荷は反応の前後で変化しないことを教わりますが、実は、物質のエネルギーや運動量などの物理的性質も保存されます。私の研究の特徴は、電子のスピン角運動量に着目して光反応の動力学を調べる点にあります。謎に満ちた光反応の背後にある基本法則を見出すことは、地球規模で深刻化している環境・エネルギー問題に貢献できると考えています。

研究者リスト

各研究者の氏名は新潟大学研究者総覧の研究者データ、研究紹介のページにリンクしています。

分野等 スタッフ
物理・量子化学
無機・分析化学
有機化学
生化学

就職状況

進路として、大学院進学、高校・中学教員、公務員、公共機関の研究者などの専門技術職のほか、化学関係企業はもちろん、原材料・機械から生物・食品関係、IT関係企業まで、幅広い分野の県内外企業に実績があります。

就職先の例(順不同)

㈱北村製作所、㈱新潟ジャムコ、ユニオンツール㈱、㈱富士通新潟システムズ、㈱有沢製作所、㈱テック長沢、㈱ポラテクノ、岩塚製菓㈱、㈱タケショー、クリニカルサポート㈱、㈱長岡石油、北陸ガス㈱、ナミックス㈱、hakkai㈱、㈱プロテックエンジニアリング、㈱ニラク、㈱アルバック、㈱東邦システムサイエンス、㈱フルヤ金属、㈱新日本科学PPD、保土谷化学工業㈱、信越ポリマー㈱、東洋製罐㈱、理研電線㈱、ケミプロ化成㈱、第一ファインケミカル㈱、㈱アサカ理研、東亜薬品㈱、住重試験検査㈱、日東メディック㈱、日鉄住金テクノロジー㈱、オリエント化学工業㈱

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