理学部コロキウム
理学部の先生方がどのような研究を行い、どのような成果をあげられているかをお互いに知りあい交流するために、2002年度から理学部コロキウムを開催しています。教職員、学部生、院生のみなさん、是非参加くださるようご案内いたします。学外の方も歓迎です。
第154回 理学部コロキウム
糖鎖は細胞の顔:ゲノムからグライコームへ
- 日時:
- 2026年5月27日(水)16:30 ~ 17:40
- 場所:
- 理学部B棟3階303講義室
講演概要
生命科学は情報科学ですが、生命の情報は分子の形に担われているので物質の分析技術が必要です。よく知られている情報分子に遺伝子DNAがあります。DNAは細胞の奥に大切にしまわれており、その全体をゲノムと呼びます。これに対して、細胞の表面には糖鎖という別の情報分子があり、その全体をグライコームと呼びます。糖鎖は、細胞の状態によってコロコロと形が変わり、人の表情のように細胞の「今の状態」を表しています。細胞の外からやって来るさまざまなものは、まず糖鎖に触れて情報を読み取ります。たとえば、鳥インフルエンザウイルスは鳥型の糖鎖に結びついて感染し、ヒト・インフルエンザウイルスはヒト型の糖鎖に結びついて感染します。この講演では、糖鎖が体の中でどのような役割を果たしているのかをわかりやすく紹介し、糖鎖の研究が私たちの健康や未来の医療にどのようにつながるのかを解説します。
コロキウム問い合わせ先: 長束 俊治
natsuka [at] bio.sc.niigata-u.ac.jp
※上記の [at] を @ に置き換えてください。
